ベレー帽で洒落てみる

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所用を済ませるために出校して学内を回ったら、あちこちでオシャレですねと言われた。
ちょうど一年前のバーゲンで買ったコートや靴に合わせた、帽子とマフラーがお洒落感を強調していたのだろう。
そう言えばパリの女の子は古着にスカーフと帽子の工夫で決めていたりする。

冬になってベレー帽が大活躍だ。寒風がハゲ頭を直撃するからだが、庇のないベレーは髪の毛の代役になる。
使っているのは女房のものだった焦茶の柔らかなベレー帽と、ネットで買ったフランス海軍仕様の黒。
前者はフェルトが上質で快く、後者はキリリと押し出しが強いが安物のコピー品。
品揃えのいい帽子店があればいいのだが、何処にあるのだろう?

だいたいベレー帽を被っている人は小太りノッペラした顔付きで、ジャケットとの相性など考えていない無神経のくせに芸術家だと自負しているような、嫌なタイプが多い。
棒タイというのも同じ理由で大嫌い。何ですかあれは?
それでもベレーには憧れがあった。片方が鋭角的になったアーミー仕様を密かに探していたのだが、入手してみると片側に芯が入っていた。
ソフトなタイプもスチームを当てたりピンで止めたりして整形するものらしい。
安全ピンで片流れを出そうとしていた俺は正しかったのだと、安心。
ただ、ベレーは眼力とのバランスを要求されるので油断できない。

アロハと麦わら帽子の季節はまだ遥か彼方だなあ。