忠海へ出前授業に

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車を使えば家から忠海高校まで90分で着くけれど、公共交通だとその倍はかかる。
つまり3時間、名古屋に行く感じですな。
曇天のいまにも降りそうな空模様。広島市内も寂しく裏びれたように感じるぐらいだから途中の小さな町はどこもガランとして超侘びしい。乗換駅のホームで寒々とした風景を見ながら地方都市の没落について考えてみる。
100年前の地域の写真を見てみたい。そのころ田園だった所は元の原っぱに戻るのだろうか。
駅から高校までの道すがら、古くさいものに惹き付けられる、その理由は自分が生まれ育ったところが思い出されるからだろう。
「アニメーションの原点、ゾエトロープで遊ぼう!」と題した模擬授業では1年生が90分間、熱心にアニメーションを制作。
なめらかに犬が走ったり、箱からクッキーが飛び出すといった本格的なアニメーションを、生徒諸君が短い時間の中で描きあげたのにはこちらもびっくり!
なにしろ平山郁夫画伯はこの高校の出身ですからね。
とても美しいロケーションに恵まれた端正な高校で、礼儀正しい生徒の皆さん。とても楽しい時間を過ごせました。
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過去の作品見直しをやっていて、版画も出てきた。自分の本音がすっと出ている。絵画と言うより物語、絵本を志向していたんだな、俺は。