広島市東区で一番の紅葉は

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それは比治山大学ではないだろうか。
わざわざ宮島まで行くこともないなと思えるほど、この季節は学内で紅葉を楽しませてもらっている。
「もう今日で終わりかな、散ってしまうのかな」という、はかなげない風情が良いのだが、今年ほどその無常観がしみじみと感じられることはない。
でも本当は紅葉よりも黄葉のほうが好きで、銀杏の黄色には震えるほど反応する。
残念なことに広島市はとても銀杏が少ない、また大木がない。
この季節、結構忙しくて遠方に出かけにくいが、関西や東京の黄葉した銀杏並木をゆっくりと歩きたいなあと、いつも感じている。
生まれ育ったところは西本願寺の近くで、そこには有名な銀杏の大木がツインで並んでいる。
そこよりも近い龍谷大学にも銀杏の大木があって、俺の感性を決定したのはその銀杏だろう。
このように、いつも「ここではない、あそこ」を意識して暮らしているのだけど、ずっとそこに居たら意識しないことだから、善し悪しについては何とも言えない。
郷愁とはそういうものなのかなあ。