プロメテウスとパンドラ

イメージ 1
地質学的な尺度では10年前も昨日のようなものだから、20世紀末から日本は揺れ続けているという状態だ。
計算と制御で進行している毎日だから「なるようにしかならない」と腹をくくる訳には行かない。
そこに効率と採算の制限がかかるから高度な技術もなし崩しになることが原発事故から推測される。
金と手間を惜しまなかったらこんなにひどいことにはなっていなかったはずだ。
しかし企業は利潤を追求して効率と採算を追求する。国際的な競争の中でその追求は加速する。
原発はかなり安全な水準まで到達していたようだが、営利的な企業では維持できない。それに、どこかからミサイルが飛んできたらどうなる?ってことが想像されなかったのだろうか。
プロメテウスとかパンドラとかギリシャ神話の人名が浮かぶ。
「高度な科学技術」は日本人の信仰だった。神を失って不安の底に沈む我々の行く先は何処か?
イメージ 2
向かいの山に見える白い塊は山桜だと思い込んでいたが、登ってみるとコブシだった。
毎年こんなに咲いていたかな?
たくさんのコブシに感激したが同時に杉花粉の洗礼を浴びてグジャグジャのこの頃です。