この工事に消極的な理由はいろいろあった。
まず、制作で多忙なのだけど、何よりも変化を嫌がっていた。極端に言えば学生時代の自分から変わりたくないというぐらいの・・執着、保守性？
といっても強く自己主張するよりも成り行き任せの人生なので、いざこうなってしまうとそれなりにおもしろい。
女房が屋久島に行って留守の夜、帰宅すると洗面所から風呂場、台所が無くなっていた。
冷蔵庫の残り物を食べながらビールを飲む。
庭の蛇口で洗い物。
三男が結婚を控えてアパートを借りたので、シャワーと洗濯はそちらで。
昨夜は晩飯を作ってもらった。息子の手料理で親子丼。
長男、次男の家ではそろって納豆、味噌汁だったので、ダントツのご馳走。住まいは新築ピカピカで兄貴どもとは雲泥の差。
それと、思い切って車に乗ってみたら全く何という事は無い。（パニック障害で３年間、ハンドルを持てなかったのです。）市内あちこちに展覧会のＤＭを配ったりして走り回るが快適そのもの。
４０年ほど昔の実家前の写真で、両側の建物は今はコンクリート建築になってしまった。
私たちが失ったものと得たもの。考え込んでしまいます。
