ちょっとハイピッチ

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さてさて後期が始まった。
来月から11月にかけて展覧会が二つ控えていて、その準備で毎朝4時に起きている。
というと聞こえは良いが、たまたまある朝にその目的で早起きをして、お陰でもちろんとても眠くて少し昼寝して、夕食後にも居眠り、11時には就寝。そりゃ翌日4時には目が覚めます。
この繰り返しで早起きしているのです。何のために早起きしたのか眠くてよくわからない。それを意識するころにはすっかり太陽が登ってしまっている。
ものすごく忙しくなったぞ!と言いながら土日にはテニスで大汗をかいたし、美術館や画廊にも行った。夕食後は19世紀の小説家ジェーン・オースティンの映画特集を3日連続で見た。
こんなことをしていて、いいのだろうか?
それはともかく、19世紀ビクトリア時代の英国紳士は全く働かないのですぞ。結婚を申し込むときも「私には遺産が何百万ポンド入るのです。」と語りかける。女性もまず財産から男を選ぶ。現実的なんですが、そういう結婚をして生活の安定とたっぷりした余暇に恵まれると、ば誰でも浮気などしてみたくなるでしょう。文学の誕生です。
美しい風景の中で午後の紅茶。詩の朗読、ホッケーや乗馬。結構なものです。これが19世紀小説の原点なのですね。惨めなプロレタリア文学などクソ食らえという気分になりますが、世界を植民地にしていたときには、こんな暮らしが成立していたのですね。ものすごい冨の集中。対比として貧乏もぐんと深いものになりますな。
現代でも富裕階級という人々が居ますがなかなか文学にはなりません。そのまえに羨ましくなるような暮らしをしていないし。まあ、よく知りませんけどね。
さて、明日の夜から京都に行ってごちゃごちゃしてきます。
ものすごく忙しいのに、いいのかなあ。