冬至

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アポを失念していたことが判明したり、授業で尋ねられたソフトのコマンドがわからなかったりで、「もうアカンなあ、やばいなあ」と落ち込んだ。
手帳に書いておいてもダメだ。メモを弁当箱に貼るようにしよう。

午後4時過ぎ、卒業制作展の展示計画を申請するために県立美術館へ向かう途中、太田川沿いの道でフェルメールの絵画のような光景に遭遇。
早くも太陽が沈もうとしている。今日は冬至なのだ。
立ち止まって撮影していると、所在なさそうな爺さんが声をかけてくる。同類と思われたようで甚だ心外であるから「仕事の途中なんですよ」と一蹴。
でもまあ、何処から見ても「終ってしまったオヤジ」にしか見えないな。今日は弱気なので認めてしまう。
夜の忘年会まで150分もあるので、普段、行くことのない地域をグルグル回る。
高校グラウンドでの応援団の練習。まだ、こんな世界がある。楽しいからやっとるんだろうな。
凛とした女子高生、県外に出て行くんだろうか。
中心部はやたらと道路が広く、住宅地と同じ面積みたい。
広島大学が移転した跡地が寒々しい。何千人という若者が歩いていたかもしれないのに。
河口付近には新しいショッピングモールができている。
堤防沿いの趣向を凝らした住宅、素敵だけど水没の危険が。

いろいろ世界の心配をしながら戻って駐輪場へ。飲んだ帰りは畳んで電車に載せるつもり。
まだたっぷりと時間が在るので、街中を歩く。
東京にありそうな新しいオシャレな衣服の店が幾つも。それなりのファッションで決めた若い店員だけ、客の姿は無し。どんな算段で開店したのか?
そう言えば、街中のマンションの1階には「コーヒー豆店」が多い。
オーナーの暇つぶしで、腐らないコーヒー豆で商売ごっこ。赤字が出れば却って幸いかも。というような想像をしてしまう。
いろんな現実、いろんなリアリティがある。

カルチャーセンターでバイトしていた5年前までは毎週の定番だったタワーレコード、無印など見て回って、職場の忘年会でいつものリアリティに戻りました。