一粒の砂に・・・

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砂山に水が注がれると、たちまちにしてグランドキャニオンのような地形が現れる。
地下水が汲み上げられる工事現場の片隅に発生する小さな風景が俺の「大自然」だった。
今でも同じように外界を見ていることがある。
自転車通勤で大学を目前にした川岸。
これがカナダかニュージーランドの(もちろん行った事もないのだが)大自然に見えてくる。
そんなときに
To see a World in a Grain of Sand
And Eternity in an hour.
という昔々に読んだ詩の一節が甦った。
ウィリアム・ブレイク、200年以上昔の英国の詩人で画家。銅版画で有名だ。
世界のすべてを見られるわけではないし、いつまでも生きられないのだから
こういう気持ちになれるような時を持てるようにしなければ。

この詩を覚えていたなんて奇跡的だが、実際は
To see a World in a Grain of Sand
And a Heaven in a Wild Flower,
Hold Infinity in the palm of your hand
And Eternity in an hour.
中の2行は全く記憶になかったね。