京都で充電

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月末から京都へ。
18キップが残っていたし、母親に約束もしていたし、親父の墓参りもあるし。
途中下車こそこの切符の命なので、大阪の平野、野田あたりの下町を拝見。
平野は古い歴史のある地区だけに、所々に残る遺物から過去とのつながりが想像できる。人が歩いているし子供たちも元気に遊んでいる。町内にはダンジリ小屋があって、まだ祭りが生きているようだ。
野田の商店街は条件にも恵まれて賑わっている。まあ、しかしその色彩。すごいものですな。
でもこれが日本の標準だ。そのくせ、中国の寺の派手な色を批判してみたりする。けばけばしさでは日本は1級国だ。早々に日本人の美的感性のイメージを修正したほうがいい。

また寒さがぶり返したので桜はどこもまだまだなので、早咲きの京都御所へ母と出かける。
2年前にオヤジと来たところだが、相変わらずの見事さ。見物人の半数以上が日本語以外の言葉を話している。スナップを頼んだ兄ちゃんも「ワカラナイ」と苦しい日本語。何処の国で花見をしているのかわからない。円高の折、たいへんでしょうね。

友人夫婦と京都造形の情報デザイン教員展へ。
この大学の教員構成は関西No.1でしょう。同窓生も多くライバル心がむくむくと。
また30年ぶりに再会したM教授から即席ワークショップの事例集と貴重なアドバイスを頂く。
その後に訪れた今出川の喫茶店、伝説の「ほんやら洞」も30年ぶり。店主の写真集などゆっくり見ながら昔の京都を思い出す。

広島へ戻る途中で国際美術館の「エミリー・イングワレ」展を見る。
前日にもらったワークショップの事例集に載っていた点描のワークショップと同様の方法で描かれていて、興味深く鑑賞。
バリでの感動につながるものがアボリジニの世界から感じられる。作品そのものよりも大切なメッセージがあって、作品の価値(芸術)について考えさせられた。

3泊4日と予想外の長逗留になったが、たくさん仕込みましたぞ。
これで2ヶ月ぐらいは持つでしょう。