秋の京都

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幾つかの用事が重なって、また関西へ。
所用のついでに国立博物館の「狩野永徳展」と知恩院三門公開を見ることができた。
大阪での用事を済ませ、天満橋から京阪に乗る。
七条で降りて少し歩けば京都の国立博物館狩野永徳展はそこで開かれている。
夕方の5時30分なのに待ち時間は30分と表示されている。土曜日だから人出も多い。
それでも朝一番より空いているそうだから、並んでみることにした。
ルネサンス様式の建物がライトアップされて克明に見える。
この博物館には数えきれないほど足を運んでいるのに、これほどしみじみと眺めたことはなかった。
金属の装飾物も精緻に造形されていて、建築に携わった人々の、職人魂、良心が伝わる。暖かな夕暮れで待ち時間の20分は苦にならない。
それにしても人が多い。
夜間特別延長だったらガラ空きだろうと思っていたのだが。
翌朝、知恩院は最終日だったから行列ができる前にと自転車をぶっ飛ばして行ったら、さほどでもなかった。すごく鮮やかな色彩が残っていて、狩野探幽の天井画を間近で見られる。
ボランティアの学生も真面目にやっていて良い印象。これは見に行って良かった。
江戸時代の近代性には感心させられる。

帰りの新幹線は神戸を過ぎたらガラ空きになると予想していたがずっと立っている人もいた。
広島でとてもたくさんの人が降りる。いつも日曜はこんなに混むのかな?
不思議な感じ。自分もその中の一人なのに。