Tokyo

イメージ 1

予期しなかった突然の東京出張。
で、新幹線利用になる。

天気に恵まれたこともあって往復とも富士山が鮮やかに見えた。
富士市からの眺望が一番開けているのだが、ここは実に殺風景な町でしょぼしょぼと煙突から煙が上がっている背後に、富士が拡がっている。
それに西から進んできて見える富士の形は右側のコブが目立って、全体が左に傾いたように不安定な印象を与えるので、イメージの中の「二等辺三角形で前景には松」という姿からは程遠いけれども、人々は一斉にケータイをかざして撮影していた。
富士山が見えるのは、どれほどの確率になるのだろうか?

帰路、やはりよく晴れ渡って見事に富士の姿が見えていたのだが、誰も注目することなく、当然に写真が撮られることもなく通り過ぎた。昨日の新聞みたいに無視されている。

「東京へ行く」ということ、上京というやつ。
富士には、その玄関としての象徴的な意味があるのだろう。
何百年という歴史の中で蓄積された、それこそ「イメージとしての富士」。