台風が来るとワクワクしていて、新幹線も止まるそうだが風雨は無い。
この家に引っ越してきた91年の19号台風は凄かった。
強風でたわむ窓ガラスを長男と抑えながら、もうあかんのかな?と思ったものだが、あれから周辺が建て込んできて風も直接には当たらなくなった。
進路予想を追いながら物足りなく感じている、なんて言うと顰蹙を買いそうだが「火事と喧嘩は江戸の華」と言うではありませんか。
ボストンフィルのアンドレ・プレビンは火事場見物が好きで、その帰りに地域のアマチュア楽団を指揮したとか。
美大にいた時の日本画教授、秋野不矩さんは自宅が全焼して一切合切を失ったときに「清々しました」と言って、さらに名声を高めていた。
そんなことで、人が亡くならない限り災害は悪いものじゃない、と思っていたのだが・・・・
5年前に以前住んでいた地域が土石流で破壊されてから、その考えも変わった。
今日はおとなしく秋の展示のDM、ポスターなど広報デザインを考えながら、読書や楽器で過ごす。
こういうゆったりとした時間をもっと増やさないと。