寒波

先週からずっと「何十年に一度の」強烈な寒波のニュースが流れている。昨年の台風では「これまで経験した事がないような・・・」というもの凄い形容まで使われていた。

思えば現在、生じている事はほとんどが人類にとって初めての経験だとも言えるので、大袈裟すぎるとは言えない。何億人もの人が飛行機で世界を移動して、スマホを使って通信しているなんて50年前に想像できただろうか?そんな活動の副作用として気象が変化するのも当然だ。

100年前と言えば大正時代。両親が生まれた時代だ。写真や動画がたくさんネットで見られるけど、俺が生まれたのも70年前だから、それほど変わっていないことも多い。牛が荷車を引いている光景も記憶している。過ぎ去った時代は美しいものだが、狂気の経済活動を補正するためにも、我々の子孫が飢えに苦しむ事が無いためにも、ちょっと昔のささやかな生活を記録しておきたいものだ。

信州に転居した息子からの写真。マイナスの針が振り切れてる。こういう日常もある。広島の山間部だってマイナス10度になる。入試業務で三次に行った時、タクシーから降りて歩けなかったな。運転手さんがスパイク付きの長靴を教えてくれた。そういう備えが要るのかな?大寒波、楽しみだ。