画一

最近よく漫画を読んでいるのだけれどキャラクターの造形が画一的でほとんど個性がないものが多くなっている。時代や地域、年齢や性別すら描き分ける意思を感じられない。孫たちが遊んでいるマイクラと言うゲームでは全てがキューブで表されていて太陽までが立方体である。しかし動きは巧妙に付けられているから一種の表現にはなっている。類型的な漫画ではなんとなく皆同じという以上の主張は感じ取れない。

こういう漫画を好む人たちはコロナが収束したとしてもマスクをとらないだろうな。

駅前のデパートに向かう時、新幹線側の新しい町並みを通った。どこの国のどの街か全く判別できないCG的な光景である。こういう街を歩いてスターバックスで休憩すると心が落ち着くと言うのが現代人なのかもしれないけれど、こんな光景が延々と続いていたらどんな気持ちになるだろう?でも実際にそんな世界がお隣の中国では広がっている。

俺はCGが嫌いでは無い。パソコンの普及と進化に胸がときめいていた。デジタルを無視して美術の未来はないと確信している。それらが即、画一につながるものでは無い事を探ってみなければ。