青空

昨日に続いて快晴。こんな日は家の中でチマチマと作業しているのは辛い。退職して仕事もないのだから好きにすれば良いのだが・・・・・

桜が咲いて落ち着かないという和歌がある。平安貴族はかなり暇だったようだ。

青空で気もそぞろ。俺はカリフォルニアには住めないな。スペインもサハラもXか。

 

図書の返却期限が過ぎていたので、マイルス・デービス晩年の先鋭的なジャズを聴きながら自転車を走らせ、返しに行く。

家を出る前に、つげ義春の根暗なマンガを読んでいたのだが、図書館に隣接するバスターミナルに登場人物そのままの姿で爺さんが座っていた。

俺よりも若いかもしれないが、長髪で髭面。バスを待つでもなく、英会話ブックのような冊子を膝にして虚空を見つめている。

野球帽をかぶってシャキシャキ動き回る無駄に元気なジイさんが多くて、こういう無用の人を見かけないのは郊外住宅地がつまらないことの一つだ。

 

午後は来待石を削り、廃園(俺の勝手な解釈だが)の柿を採る。そして山の上の団地にあるコートで1時間ほどサーブ練習。バイクで5分ぐらいだから至近距離と思っていたが、3.5km以上はあり、京都で言えば自宅から御所までだから近くはない。

というよりも「遠い近い」というのは相対的なものだ。

昨日まで京都に居たのに、もう距離感が広島モードになっている。