朝、起きたら雨が降っていた。
あんなにギラギラと輝いていた陽光が一変している。
顔を洗って食卓に座るのが7時。女房とは2時間の時差がある。
紅茶で目を覚まし、ラジオニュースを聞きながら新聞に目を通す。
皿にいっぱいの野菜と果物、チーズと卵焼き、そしてトースト。
毎朝の定番だ。
7時半、ラジオはクラシック音楽になる。交響曲なら消す。室内楽なら聴く。
少なくても40分、長ければ1時間座って以前なら出勤、いまはお掃除タイムとなる。
女房が文庫の「1984」を買って食卓に置いていた。
50年以上も前になるが俺はR大学文学部の学生だった。そこでの英語の授業はジョージオーウェルの「象を撃つ」で、「1984」の存在もそこで知ったのだが翻訳は出ていなかった。
無謀にも原書を買い、読もうとしたが1ページで挫折、いまも本棚にある。
WEB検索するとPDFでの無料配布もある。これなら辞書を引く手間が省けるので、暇つぶしに再挑戦してみようとしたのだが・・・・・
授業でオーウェルは川端康成か志賀直哉みたいな名文家だと言われていたように、単語を調べれば文意がわかるようなレベルではなかった。
そういうことはWEBにも書かれていて、英語教師でも身構える、あるいは敬遠するものらしい。
英語だが朗読で10時間のオーディオブックも公開されていて、その気になれば学ぶ環境はとても充実してきている。けれど余命では無理ということがわかって退散。
春から始めたバイオリンもYOUTUBEの初心者講座を見ながら練習している。
この春まで自分もオンライン教育を担当していたから、講師のスタンスや発言が興味深い。
「教室の先生は自分が習った方法で教えようとしますから気をつけましょう。」
「自分がやりたいことは何か?自分ができないことは何か、それを明確にしましょう」など、傾聴に値する助言が次々と。
音程を確かめるためにスマホの無料アプリを使うことや、ホールドするための小道具など、とても参考になる。必要なものはAMAZONで注文する。
基本的に教えてもらうことは大嫌いだから続くはずもないが、教室に通えば月謝は安くて1万円とか。(その前に音楽教室はどこも閉鎖されているけど。)
もう少し本気になってやってみようかと思うが、どんな形であれ他人に聴かせることが上達には必須だという。完成を待っていたら30年かかる、というのは美術でも同じ。
強い雨は終日振り続けて終日引き篭もる。(ガレージには降りた)
今日も感染者は県内で200人を超えている。秋までかかるな。