暗い月曜日

「私が居るところ」というテーマで学生に写真の課題を出したことがある。モノクロームに設定した本格的なカメラを一人1台配ったので、学生はかなりテンションが上がっていた。

ファインダーを覗いてシャッターを押す。写し取る。攻める姿勢。

スマホなら「写ってる」と受け身になる。

しみじみした田舎に住んでいるようだが

90度、頭を回せばゴミゴミした街はずれだ。

アストラムが開通して30年だ。この地に住んで33年だ。

どんよりと暗い一日だった。

朝、靴下の引き出しを開けたらパッケージされたままの新品のスポーツソックスが眼に入った。そのうち使おうと思っていたものだが、見るとあちこちにシミが浮いている。たぶん10年以上は前のものだろう。「いつか、そのうちに」がこんなになっている。我が身に置き換え、また母の遺品整理を思い出して悄然と立ちすくむ。

 

73歳10か月。文句なしの老人なのに母が亡くなるまで子供気分が続いていた。

これからも同じように女房に依りかかっていくのだろうけど、ちょっとはしっかりせんといかんぞ。

毎年のことだけど1月はパワーが最低になる。絵も描いてないが、先日買ったiPadで遊んでみた。