いろいろな終わり

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1年続いた点滴が終わった。もう手の甲以外に針が刺さるところが無い。採血は続く。

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冷たい朝だったが暖かな昼だった。混んでいたので点滴が終わったら2時になっていて、遅い昼食を公園で食べた。

幼稚園が終わる頃なのか、幼児を連れた若い女性が多い。ありふれた光景だ。100年後は誰も生き残ってないだろうけど。

 

夕方、職場の会議にギリギリ間に合う。会議室、参加者、自分の部屋、全てがよそよそしく感じたので、その後、娘のように気心の知れた同僚を訪ねて雑談。

次々とやってくる学生に対応していたら、元気になってきた。

 

夕食前に、静かに横たわって動かない猫を見たら、どっと涙が溢れた。やはり辛い。

夜遅く、仕事帰りの息子が弔問に。猫好きでノエルをもらってくるときに同行して世話をしていた。高校1年生だったという。

ペシャンコになった姿を見たくはなかったろうけど、女房はすごく喜んでいた。

残された人のために葬儀はあるのだ。

俺はあまり葬儀に行かない。死者はみんな同じ顔をしているから、それで最後のお別れはしたくない。

でも、こんな形だが喪主の立場になって、そんなものではないとわかった。