付加価値

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付加価値
変な言葉だなあ。
会計の用語らしくて辞書を読んでも全く理解できない。
(辞書を読めば理解できるなんてことは少ないけど)
「付加価値をつけて卒業生を送り出さねばならない・・・」なんて発言もあって。
(このことは以前にも書いたように思う。)
結局、就職なんだな。俺の周囲でこの言葉が使われるときは。

息子たちはそれなりに仕事を見つけてきたが、自己開拓というやつで、直接に大学や教員が世話をしてくれたのではない。でも大学という場は大きな影響力があって、そこでの人間関係から生じる雰囲気が進路を決めていく。進学も同様で、極めて優れた教員が特別な教育をしている進学校って、あまり無いのじゃないだろうか?友人や先生が作り出す気分。「当たり前感覚」とでもいうか。

その点でも美術はヤバイなあ。
「10年ぐらいブラブラしててもええやないか。」
「あかんかったら死んでしもたらええわ。」
そういう実践例をたくさん見せられると、本気でそう考えるようになる。

しかし、この考え方で幾多の文明が築かれている。
間違いではない。長生きばかりが目的でだらしなーい現在の日本と、いささか相容れないだけのことである。いや現在の日本でなくて現在の自分かな。
ほんま情けない。

ところで付加価値について考えたのは、そんなことじゃなくって電化製品の説明書を読んだからだ。
誰がこんな機能を使うのか、使えるのかというオマケがいっぱい。コンピュータが絡むと「あれもこれも」が増大する。
基本性能が同じようなものだから、差異をつけるとか言われてるが、こんなことをしてる間に基本性能が落ちてるんじゃないかなと、危惧しつつもこの度初めて試したデジカメのパノラマ機能。「すごいね、偉いね」と誉めて上げたい。