大雨

朝食を食べながら窓の外を見ると、雨水が樋から溢れ出ている。
激しい雨だ。
小学生の頃だったか、こんな雨の中を近所の竹屋(まだこの店はある)に父親と竹を半割りにした樋を買いに行った。長尺ものなので片方を持つ役目だったのだろう。
どうしてこんな時に買いに行くのか?と納得できない想いだけが記憶に残っている。
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納得できないといえば親戚の家が改築した時に、そこの階段を引き取りに行ったことを思い出す。
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風呂を焚く薪にするためだ。
1学年上の兄貴と二人で。
中学生以上だったから持てないことはなかったが、すごく重かった。
距離も3km近くあった。
「なんで、こんなこと、せなあかんのや」
途中、散々悪態をつきながらも担いで帰った。よくやれたものだと思う。
これを言いつけた母親も驚いていた。
こんなに大きくて重いものとは考えてなかったのだろう。

高校を出るまでに何度もこういう肉体労働を体験している。
旅行と同様に労働も良い教育になるものだ。