道中ずっと青空にフワフワの雲が飛んでいた。
ここは天竜川だったかな。
京都を離れたことを常々寂しく感じているけれど、あの地に留まり地縁血縁に絡んで暮らしていたら、今のような拡がりがあったかどうか。
屈折した人間関係の中でイジイジと生きる、今とは別なもうひとつの人生を想像してみたり。また、
静岡に入ると樹木や山容が違ってきて、畦道を真っ赤に染める彼岸花が目につかなくなった。
富士山に期待したが中腹に雲がかかって、微かに山頂が見える。
そんな様子をスケッチしてると3時間50分で品川に着いた。
五反田からの池上線。3両編成が珍しいと息子のご推薦だ。東京では3倍ぐらいでないと標準と思えないのか。
続く