ハロン湾とハノイ

こちらは毎日、晴れて暖かい。うすら寒いベトナムよりも陽気が充満してるじゃないですか!
もちろん気温はベトナムの方が高いのだけど気分としてはこちら日本(広島)に陽気が来てる。
ちょっとベトナムレポートにも飽きてきたけど、もうちょっとだからやっておくか。
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さてやたらと宣伝されてるハロン湾
瀬戸内に暮らす人間には何ということもありません。噂通りに大したことはない。
もともと自然に興味がある方ではない。
おまけに小雨で霞んでいる。しかし、遠路はるばるやってきたから、このままでは帰れないなあと思いあぐねて、カメラをモノクロのハイコントラストに設定してみたら、
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おっ、水墨画じゃ!
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石灰岩の地形で島のひとつに大きな鍾乳洞がある。
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秋吉台と比べても遜色のないものだが、俺にとっての鍾乳洞は「人類への冒涜」なのです。
いわゆる「自然の造形」、これが嫌いなんですね。
こういう「いまひとつ」の観光地にびっくりするぐらい多くのリゾート施設が造成中だ。
これは絶対に破綻する。それより先に交通アクセスの整備を進めるべきだ。

ハノイまでの170kmが3時間もかかる。ツアーの定石としてトイレ休憩で刺繍や焼き物の店に立ち寄るからさらに遅くなる。
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バッチャン焼き。陶器はつい買ってしまうが毎日使うのでお土産としては最高ですね。

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ホーチミンさんの霊廟。護衛兵も穏やかで柔らかな雰囲気だ。
現地の人もダウンを羽織っている。
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お向かいの議事堂。共産党は資本主義が大好きとガイドが語る。ホーチミンさん、どう思いますか?
この建築で脱共産主義が見える。日本の議事堂も建て替えてほしいな。

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夜の旧市街。週末で歩行者天国。足でバドミントン。
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子供の乗り物に戦車があるところが、やはり違うね。
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サイゴンよりも街中の国旗が目立たなかった気がする。そのあたり、いろんな事情があるのでしょうけど、今アジアで最も日本に密接な国、ベトナム。控えめな性格、薄味の料理、穏やかな気候、教育への熱意、仏教、どれを取っても馴染みやすいところです。
圧倒されるような文化遺産や風景美があるわけではないけれど、自分が暮らしてる日本を違う視点で眺めることができて、いい旅行になりました。