映像と音響

今朝は冷えた。
我が家の近辺では路面の凍結も見られ、予定を1時間送らせる。
アストラムラインは開業以来23年間、止まったことは無いので、こういう天候の時は有り難い。
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アストラムを利用する時は、職場の1駅手前で降りて橋を渡りながら風景を楽しむ。若干の節約と運動になり心身も軽くなる。900m近い白木山がその名の通り白い。
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橋を歩く正面には職場が見える。赤枠で囲った2と3号館が取り壊される予定だ。惜しい。
古いネガが見つかれば写真集を作りたい。
屋上から地下まで、学内ではもっとも活用された建物だった。
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これは俺のハゲではなくてタルコフスキーの一場面だ。
「ストーカー」の音響が印象的だったので録音しておこうかなとカメラのボタンを押して、帰宅してから見るとこのシーンも写っていた。
もっぱら映像美で語られる作家だが音響へのこだわりが今回は気になっている。
目を閉じて鑑賞しても良いのじゃないかと思ったぐらいだ。
(「タルコフスキー、音響」で検索したら、1年前に坂本龍一が音響にフォーカスした上映会を開いていた。)
ガタン、ゴトンと走るトロッコの音にフィードバックエコーを効かせたバネの打撃音などが被せてあって、何でも無い光景が特別なシーンに感じられてくる。
水や風などの自然音もかなり増幅して使われていて映像を強く印象づけている。映像も音響も低解像度のアナログで、少ない情報量が超スローなペースで粘っこく表現される。CM映像とは真逆だ。

何本も続けて見ているので、我々夫婦も夜に見る夢が変化してきてる。
あと2本、やめられません。