建築の寿命

台風が接近すると言う予報だったが雨も風もない。
それならばと自転車で出かけたらすぐに雨が降り始めた。晴れていても汗でびしょびしょになるのだし、職場には着替えも揃っているのだから濡れて行くことにする。
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午前中に仕事を終えて、現代美術館へ。
93歳という長寿で、とてもたくさんの仕事をした村野藤吾だが、現存する建築は少ない。
人生よりも短い建築、そりゃ無いだろと言いたいところだが、東アジアでは標準なのかもしれない。
バンバン建て替えて快適に暮らす、そんな軽さも悪くないなと思うけれど、残すとか守るものがない人生は寂しすぎる。
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常設展で僕の大好きな小林たかのぶの絵画を久々に見た。
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外に出たら雨はすっかり上がっていて、先ほど見た絵のように夏の陽射しが踊っていた。