世羅高原のトスカナ的な風景を抜けて吉舎町のヒガンバナ群生を見に行く。
新聞数紙で紹介されているから、さぞかし混雑しているかと思いきや、さすが中国地方の山間部、車が30台ほど路上駐車しているだけで、ゆったり見て回れる。
吉舎町は父の母、つまり俺のおばあさんの出身地と聞いている。隣の三良坂に嫁いでふたりの息子を生んで早世した。
その人から5代目になる孫と町の中心を通り抜ける。全く人通りがない。100年間でいろいろなことが起こり、この先、往年の賑わいを取り戻す可能性はとても少ない。
飼料を貯蔵していたサイロも使われていないようだ。
飼料を貯蔵していたサイロも使われていないようだ。
飼育のスタイルがすっかり変わってしまったのだろう。こういう時代に取り残された光景は他人事ではないが、現実は直視しなければならない。
すぐ隣の備北公園は若い家族連れでいっぱいだった。
新世代ファミリー、ワゴン車、バーベキュー・・・
ここが牧草地だった頃、ボロ車に子供たちを乗せて来ていた。30年前のこと。
三男一家の孫4歳誕生日と100日お食い初め。
これで5日連続の行楽の日々は終了。