関西へ

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バスで神戸へ。三宮に着いて駅前のそごうに震災でズタズタになった姿を重ね合わせる。
そのままで残そうという主張もあったが、あの貧相な作りでは廃墟にもなれなかっただろう。
街は綺麗に復興してミニ東京になっている。
そこの博物館でターナーを見た。
ロンドンでウンザリするほど大量のターナーを見たこともあるが、やはり年齢のせいだろう、丁寧にゆっくりと見る気がしなくなっている。
10分程度でざっと流してみて、気に入った作品だけをもう一度見る。
ターナーが30才前頃の、まだターナーというよりクロード・ローランみたいな時代のひたすら描き込んだ作品。これこそ油絵だ。CGのお手本だ。
とくに樹木の描写がすばらしい。
30分で鑑賞を終え、阪神電車で県立美術館へ。
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ポンピドゥーからの最新作の展示。現代美術館にも行ってなかったから、この数年間の作品が新鮮。
ただ、俺の影絵とそっくりな展示があり、あちらの方がちょっとだけ早いし、はるかに有名みたいだから、こいつはヤバイ。知らなかったら良かったな。
安藤忠雄の建築はこの美術館に合っていない。迷惑なものを作ったものだ。この人は自己主張が強すぎるのかな。古いものを改築するととても良いのに。

阪神電車で梅田に出る。この電鉄は初めて。古いタイプの列車は塗装が最悪で、なるほどこれではシックな阪急と並べば情けないなと納得。でも最新車両はお洒落です。すこし残念ですが。

京都では墓参り、友人訪問など好天の市内を自転車で走る。
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黒谷の会津墓地。40年以上も前に一緒に歩いたあの人はどうしてるのかな?とか想いながら女房に写メールを送る。今回は一人で来てるのです。
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次男の娘に昼食を食べさせている図。
早くも10ヶ月で立ち始めた。感動的映像も撮影して、こちらでもしっかりオジイチャン。
このあと芸大の助手だったひとが重鎮になって教授退官の大パーティが開かれ、そこでも最古参のワタクシ。40年間を目の当たりにして感慨ひとしお。
京都駅のギャラリーでは卒業生の息子さんとその世代の展示も見られて、それなりの時間を味わった。