教室を整える

映像アニメーションは新しいコースなので、この秋から1,2年生が揃う。
1年生の実習室は狭いので、何とか快適に過ごせるようにとインテリアを工夫している。
机の間仕切りなどは学生と一緒に塗装したりして作るつもりだが、手分けできない木工作業はひとりでやっている。2年生の部屋はこの3月、コンピュータが設置される前に整えた。
あの時は病み上がりで、かなり辛かったなあ。
昨日は振動ドリルでコンクリート壁に6カ所、穴を開けた。これで直接壁面に板を付けられる見通しがついたので、きょうは3m以上ある板を6本買って、店の軽トラで大学に運び、取り付け作業を済ませた。
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日銀の展示に使った作業台が役に立つ。ネジ穴を合わせる作業もピタリと決まって快調だ。
こういうことには情熱が湧く。
思えば、教えることよりも環境作りに専念してきた。
絵画の時はモチーフ集め。大型ゴミや雑貨ショップを回ったものだ。カルチャーセンターでの絵画教室でもモチーフをセットするだけで何も教えなかった。
描き方なんて教わるものじゃない。目標はみんな違うのだから。
もちろん、方向のアドバイスはしたし、請われれば手も入れたけど「絵とはこういうものなのだ」ということは決して口にしなかった。
みんなでやりましょう!ということが苦手な性格だし、引率すれば現地解散、「帰りのバスには遅れないように」だけ。
ま、教え方にもいろんなタイプがあるということですね。
さて、この部屋、白い本棚を学生に組み立てさせて、これは、と思う本を揃えて、名作映像が見られるように機器をセットする。かなり良い環境になるだろうな。