CGと桜桃忌

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複雑にリアルになるほどに美しさから遠ざかるCG.
個人性が出しにくくて表現には向いていないけど、その反対に共同作業や客観描写は得意だ。
毎年、数名はCGに集中する学生がいて、まず確実に何らかの仕事に就職しているから
CGへの適性と現在の職業は共通するものがあるのだろう。
先日、桜桃忌だった。
太宰治の命日。
昔の文学者はだらしない人が多くて、どうしてこんな人たちが文学者として祭りあげられるのか?と疑問に思っていた。文章はうまいし、結構おもしろいけど、周りの人間はたまったものでない。
見かけが良くて口がうまくて人妻との心中が趣味で超だらしない。
芸をきわめれば許される雰囲気があったし、文学だけでなく画家なども無頼の徒を気取っていた。
作家という言葉にそんな臭みを感じて嫌だったな。
しかし時代は変わって、ストイックで健康志向、良識的な文学者が現在では主流になった。
ちょっと寂しい気がしないでもないけどね。

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