ONO YOKOさんでお祓い

曇天の日曜を終日おとなしく病気気分で過ごして、夕方から市内中心部のホールへ車で向かう。
ヒロシマ賞の小野洋子さんのパフォーマンスに申し込んでいたら抽選に当たったのだ。
同世代のほとんどの男と同様に俺も彼女が嫌いだった。
何よりも、あの歌声が嫌で共作アルバムからレノンの声だけテープに採って聞いている人も多かった。
しかし年月も流れ、60年代人間国宝みたいなものだし、広島で拝見できるのだから行くしか無いでしょうという訳だ。
美術系アーチストのパフォーマンスはたいてい見られたものではないが、やはり洗練されないこと甚だしく、とくに奇声が発せられるたびに虫酸が走るというか鳥肌が立つ。
でも嫌な感じはしなかった。タイトルとは異なってレクチャーはなく、いきなり会場からの質問に。
泣き出す賛同者や(卒業生のTさんも)狂信的なフォローワーが多くて、もう帰ろうかというほどアホらしい無いようだったがYOKOさんは誠実に答えていた。
一人とは英語でやり取りしていたが、そのときホントにONO YOKOだ!という空気になっていた。
とても78歳とは思えないパワーを結構楽しんで、気づいたら腹部の痛みが消えている。
悪い虫も、あの声でひっくり返ったか、逃げ去ったか。
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さて翌日、絶食して医院を訪れ超音波で検査してもらう。
総胆管で少し動いている胆石があるという推測だが、さしあたってどうこうすることは無いみたい。毎日の薬が一品増えただけ。
午後の進学説明会へと市内へバイクで。
会場の手前でお弁当。写真のポイントです。潮位が高い。
説明会は5時間の間にかなりの生徒さんが来てくれて、有難いけどくたびれた。
なじみの高校や大学の美術教員の姿も多く、なんとかこの業界を盛り上げて行きましょうという連帯感を抱く。国公立の美術系大学の参加も増えてきて、大阪まで無料バスを走らせる専門学校まで現れた。
どこも大変みたいです。