Y先生

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昨年、退職されたY先生が故郷の因島にアトリエを建てて移り住んでおられる。
そこへ美術科の8名がお邪魔した。
80分で到着したのには驚く。車って早いのだ。

新居はとても素敵な作りでロケーションも素晴らしい。
ミカン畑に囲まれて海が遠望できる。
地縁、血縁がないと落ち着いた田舎には住めない。というか余所者は入り込めない。
近辺に卒業生が何人も住んでいたりで、人間環境もGOOD。
「引退」について考えさせられる。訪問メンバーの平均年齢は60歳に近いから。

今朝は信じられないほど空気が澄んで遠くまでくっきりと見えた。
なんか悲しくなるほどに。
こんな時は雨になるというが、実にアレレという間に曇って降りだした。
そして涼しい。
この1週間、とても涼しくて中頃の猛暑が夢のようだ。
たまたま次男が帰省し、入れ替わりに長男が(何年ぶりかに)帰ってきた。
それも30歳の誕生日に。
息子が30歳だなんて、本人以上の感慨である。老けるはずだ。
全員が我が家に揃うという奇跡は実現できなかったが、嬉しいことだった。
といっても
週末に我々は京都に行くし、長男も寄り道しながら大阪での展示で滞在するので、その二人には会えるわけで年に数回はいろんな所で顔を合わせてはいるのだけどね。
代々住み続けた故郷があって、そこに皆が集まるというのが「帰省」の前提だが
我々はもっと流動的に関わっていくだろう。こういうのが一般的になっていくのだろうな。
世界的に。