奈良京都

イメージ 1

台北に余韻覚めやらぬ間に、奈良京都古美術研修旅行。
訪問地では唯一、当麻寺だけが初めてだったので、特に印象に残った。誘い込むような引力を持つ背後の山を越えると河内。数年前に歓心寺を訪れたときに越えるか否かと迷った峠だ。
この寺の至宝、曼荼羅図の空間処理は巧妙な透視図法が使われている。ルネサンスに先駆けた表現に強い興味を抱く。
早朝の長谷寺、大勢の僧侶による読経。
室生寺、彩色光背の褐色。
薬師寺、団体女子高生の列。
興福寺宝物館、阿修羅は絶対に少女だと思うのは俺だけみたい。
大仏殿、驟雨のなかのライトアップ。
東大寺、三月堂、二月堂、何度来ても良し。
同じく浄瑠璃寺
久々の平等院は修復中だが見事な収蔵館に感激。雲中供養菩薩トランプ購入。
東寺、フォーマルな造形を支えている天邪鬼の自由さ。
三十三間堂ルネサンス的完成度。
しかし信仰でなく鑑賞している。恋人のできない美女か。
タイの仏像は稚拙だったけど熱心な祈願を受け止めていた。
もちろん長谷寺で体験したように、日本でも目立たない場所で祈りが続けられている。これはとても大切なことだし、ありがたいことだ。
東福寺で墓参り。庭園鑑賞、明日から仕事か。