都心

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雨の土曜日。
まだ風邪気味が抜けていないから、休養するにはちょうどいい。
といいながらメールで届いた課題に平日以上の集中で回答を送る。
こういうことが忙しさを加速させているのかもしれない。
昨日届いた知人からのメールには東京郊外の殺伐ぶりについてのコメントがあった。
人が多すぎる。
そうだろうな。
どこでもそうみたい。
先月の連休の紅葉真っ盛りに、女房が数日間、京都の名所を回ったとき、朝は早くからどこも人が多かったという。静かな穴場だったはずの東福寺でも、数年前でも、観光客でぎっしりだった。

こういう状況を考えると、人口が減らんといかんなと思えてくる。
それだけでなく、生活のペースを落とさんといかん。
上海、メキシコシティそれぞれ2000万ぐらい住んでいるらしいが、
東京みたいに5分おきに走る高速電車が何本も並んで、しかも満員で、都心に向かっているというのは無いだろう。
こののんびりした広島でも朝の通勤時には車の動きが刺々しい。
大きな車で携帯かけながらやたらと飛ばす。性能が上がった分だけ自分の安心感だけ強まって(コタツの中みたいに緊張をなくして)外部への配慮、関心が希薄になっている。
公共マナーの低下はあらゆる面で生じているけど、見えてないんだな、自分の周りが。

そんなことを考えながらキツネうどんの昼食後、アストラム電車で街へ。都心へ。
車内は寒々とするほどに空いている。
女房が息子の家から持ち帰ってきて以来、ひたすら感心してばかりいる湯本 香樹実の本を開く。

画廊を訪れ、無印を物色して文庫サイズノートを3冊買い込み、LIBLOで立ち読み、デジカメで購入図書の撮影、TOWERレコで試聴、UAのジャズアルバムなかなか良し、もひとつ画廊で写真展。
素人で500円の入場料を取るとは心臓だったが、フィルム撮影でプリンタ出力も悪くないと収穫あり。

居眠りしながら帰宅したらすっかり風が治っていた。