夏の光

午前中をウィンブルドンテニス、男子決勝の録画鑑賞で過ごす。ちょっとのつもりが余りの凄さに引き込まれる。

「力は技を圧倒する」という言葉を至高の次元で見せた4時間40分。参ったね。

ジョコビッチとアルカラス、この二人の対戦にはスペイン国王やブラッド・ピットダニエル・クレイグといった俳優や歴代のチャンピオンも多数詰め掛けていて、ホストは英国皇太子一家と華やかな舞台も楽しい。

午後は展示作品のアイデアスケッチやギターの練習などで暑さを避け部屋で過ごすが、高く晴れた空に浮かぶ白雲に心は落ち着かない。

早めに夕食を終えて、牛田山へ。神田山荘に車を駐めて見立山までゆっくりと歩く。

日が沈んだ瞬間からヒグラシが鳴き始める。

以前は家の周りで聞こえたのだけどなあ。

明日からまた天気は下り坂らしい。良い光、良い時間が過ごせた。

でも散歩している人は皆無。広島では外出先で誰にも会わないって事が再々ある。

周縁部に暮らしてるんだなという気分、東京に居たらわからない。1時間に一本の時刻表に漂う寂しさとかも。

ジェーン・バーキンが亡くなった。いい女だった。

マリアンヌ・フェイスフルには長生きしてもらいたいな。