晩秋の色

ルドン 「ペイルルバードの小道」

この季節になると必ず思い浮かべる絵。黄葉した樹々とセルリアンブルーの空。

ファブリの画集で見てガーンと衝撃を受けた。パリのオルセーで実物を見たような、曖昧な記憶がある。

この絵と似たような風景を見ると何枚も写真を撮るけれど、自分が見て感じたものは写っていない。絵の力と写真の難しさを意識させられる。

またこの絵には初恋の思い出を蘇らせるものがあって、切なくもなる。

広島に戻って4日目。3日連続でテニスをして生活感が戻ってきたけど、数日は海外から帰った時のようなズレを感じていた。