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連日の好天。
前回、専攻科の授業ではレンズを使って木切れに焦げ目をつけて遊んだ。
強烈な光を遮るメガネは高価なので、針穴写真機に使った穴を通して作業したら、ほとんど眩しさを感じなかった。
今回もまた、大変な陽気である。
概念芸術が写真の存在を抜きにして語れないことを話しているとき、ふと新聞で見たレオナルドの言葉を思い出した。
「影をなぞって描くことから絵画が生まれた。」

白紙を差し入れて影の形を見ると、実体よりもはるかに強く形態を感じ取れる。
この明快な平面化が日本画のベースになっていることを、40年ほど前に従兄弟から聞いたことがある。
西洋画は「陰=SHADE」の作り出す諧調で量感の表現に向かったことに思いを馳せる。

影を観察していると、すごく移ろいが早いことに驚く。
これをコマ撮りすると・・・・

チョークで人の形をなぞる。呪術めいた恐怖感が起こるのは何故だろう?

まだまだ好天は続く。しばらくは影に注目だ。