整備

イメージ 1

「整備」よく使う言葉だ。いわゆる公式文書では頻繁に用いられる。
そういう言葉って翻訳しにくい。
明確に定義されないから使いやすいのだろう。ある種の人たちにとっては。

ところで通勤路である土手道の整備が進められている。
雨の後など有り難く感じるけど、こういう道ばかりになってしまったら寂しいな。
夏草に侵食されて細くなった白い道は、子供のときに見たブラジルの航空写真を思い出させて空を飛んでいるような気分にさせてくれたり、凍てついた朝に薄氷が陽光を反射させていたり、変化が楽しい。

細いタイヤはたやすくパンクしてしまうので、あちこちに露出した石を避けながら走る。
写真の赤い矢印で示した箇所には石器のようにエッジが鋭い小石があって、通るたびに意識しなければならない。取り除こうと思ったこともあるが、毎朝出会っていると馴染みになってくる。

この道も早晩「整備」されるのだろう。