美大進学

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京都大学熊野寮、看板の絵がよくできている。京大と言えば立て看板が浮かぶほどだが(近年それを廃止する事で賛否両論が起こっている。)高い画力に驚かされることもしばしばだ。
以前ならこういう学生が美大に来ていた。
美大の同期生には京大レベルの学力を持つ者も少なくなかった。京大を出てから入学してくる者もいたし、俺の友人は医学部と美大に合格してどちらに進むか迷っていた。
同等とは言えないまでも好きな方を選べば良いという空気が高校にもあったのは京都という土地柄だったのかもしれないけれど、その頃、美大の学生は男が過半数を占めていたのだ。
あれから50年、時代はすっかり変わった。
どうしても写実=画力=美術と考えてしまうが、周囲を見れば美術の仕事に写実再現力は必須ではない事が分かる。写真や映像が主流であって絵はほとんど仕事にならない。美術教師の大半が画家志望だった事が落とし穴だったんだろう。 
男の子は何処へ行ったのだろう?