まいったぜ、ロイ・アンダーソン

久々の休日になった天皇誕生日、県立美術館のエッシャー展へ。
幾何や錯視の代表作に至るまでのイタリア時代の作品がおもしろい。
板目木版であれほど細かな線が表せるとは!
ドローイングとリトグラフの判別が出来ない。
などなど、版画は結構詳しいと自認していたが分からないことだらけ。

本通りの眼鏡店で老眼鏡。卒業生のMさんが居て5%オフ、サンキュー。
無印が広島店もすっかり改装されていて、半ば本屋に。読書用の机と椅子まで置かれてまるで図書館だ。
息子たちの家庭もだいたい無印がメインになっている。デザインの教科書だな。
昼は長楽寺のイル・パッソでスパゲッティ。近所にこんなうまい店があったとは。

という一日だったから、夕食で飲んだワインも回って、さあコタツで一寝入りと、女房が撮りだめていた映画から適当に一本選んだら、それがロイ・アンダーソンの「さよなら人類」だった。
http://bitters.co.jp/jinrui/
どの画面も「絵」になっていて、頭から水をぶっかけられたように驚き、目が覚めた。
俺も日頃から学生には「ストーリーでなくシーンを作れ」と言ってるのだが、ここまで徹底している作品は少ない。
気になったのでウェブで調べたら、なんとすべてがスタジオ撮影で、背景は本当に絵だった。
さらに驚かされて1時前なのに目が冴えてしまった。
絵画の可能性が映像の中で展開している。