故きを訪ねて

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唐招提寺へのバスツアーに参加。
2ヶ月も古いものに接していないと出てくる禁断症状。
ここは平城の法華寺。独特の光背を持つ十一面観音が特別公開中。
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学生時代に来たときも暑い午後で、この鐘楼の下で座り込んでいた。
15年から20年前にも息子を連れて自転車で奈良を回ったときも、この日陰で休んだ。
梅雨の切れ間の暑い天気が奈良にはよく似合う。
境内はずいぶん綺麗に整備されているがマイナーな雰囲気は保たれている。天皇様がお祖母様の法事に来られるというようなお寺です。
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境内に漂う芳香は満開の菩提樹の花。
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昔はこういう潤いが無くてカサカサしていたので、それが奈良の寺の特性だと思っていた。

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ご存じ、唐招提寺。年一度の鑑真和尚彫像公開ということで人が多い。
我々は鑑真和尚が居られた唐は揚州の大雲寺を訪れたことがある。揚子江の畔の豪壮な大寺から、チンマリした盆地にやってきた人。
反対に緑したたる奈良盆地から唐に渡って帰国が果たせなかった阿倍仲麻呂
いろいろ、物思わせるお寺です。
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奈良のお寺で、建物がいいところといえば、誰もが認める唐招提寺です。
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特にこの鼓楼がいいです。勿論、盧舎那仏、千手観音も素晴らしい。
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座席に座っているばかりでお尻が痛くなったけど、しっかりと古き良きものをチャージ。
今度は先端の新奇を補充したいね。