16日間

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病院の一角から見える宮島。さらに遥か遠くに見える山並みは岩国から柳井付近だろう。
その辺りの地図をWEBで辿ると、六呂師という地名になっている。いかにも深い山を感じさせる。
決して訪れることのないだろう無数の場所を思う時、ちょっと切ない気持ちになる。
さて、明日はやっとこさ退院だ。
これまで何度も入院したけど、これほど騒々しい事はなかった。たまたま隣人にめぐまれなかったのかもしれないが、老いも若きもケータイでブツクサ、傍若無人で日本も変わったものだ。
この環境ではとてもじゃないが読書なんてやってられない。
wifiでコンサートや世界の鉄道などを見られなかったら、どうしていただろう。 

とても大きな病院だが患者の回転は早い。
これから団塊世代が弱り始めるから長居させていたら溢れてしまう。俺はこれまで3,4年ほど早くに流行を先取りしてきた。予感が当たれば、すぐに鬱陶しい時代がやってくるぞ。
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いち早くこの病院は大々的な増築を始めている。今日は外出せずに現場を眺めて過ごした。
人の数がクレーンなどの機器よりも少ない。
振動もなく地中へのパイルが作られて行く。数年後に備えて着々と進められる対策。ウーーム。
量として処理される大衆社会。医師や看護師が過労にならないことを祈るばかりだ。