父の日

ちょうど父の日を前にしてオヤジの七回忌だなと思っていたら、息子達から思いがけないプレゼント。

それぞれの彼女の配慮だろうか。

手にした老舗の団扇とポールスミスのステテコがそれ。初めてのことだけど結構うれしい。

さて今回の京都は一泊だけで善峰寺しか行かなかったので、朝の散歩でご近所の西本願寺を歩いた。

唐門。鎖国の歴史を読んでいたから、この１７世紀の遺構に海を越えていく元気やバロックを想う。

唐門前の北小路。右手は興正寺。左の塀の中には国宝、飛雲閣。

ここは僕の元風景のひとつだ。

御影堂では読経が行われていた。こちらは阿弥陀堂。やはりバロックだけど、荘厳な雰囲気は無くて庶民的というか現世的な空間。

昔から本願寺と信仰を結びつけられない。この背後にある桃山城の遺構がそうさせるのか。

この時代はもう彼岸よりも此岸にポジションが変わって来ているのだ。

本願寺を抜けると龍谷大学。いきなりヨーロッパ。

窓というとこういう形を描いてしまう。元ネタはこれだったのだな。