おじいちゃん

有機野菜をゲットするために卒業生のやっているレストラン「ひらきや」さんをふらりと訪ねた。
その菜園にはおびただしい数の風車が回っている。
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カラスやイノシシの対策というがこの過剰さは芸術表現になってしまっている。ほとんどが缶ビールの廃品利用で巧妙に作られていて、微風でも滑らかに回る。
この方が野菜とオブジェの作者。制作の裏話など伺う。
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たわわに実った八朔をいっぱい戴く。濃緑の葉とオレンジが美しい。
ゆっくり一日、みかんの木を眺めて過ごしてみたくなるが、1時間もじっとしてられないだろうな。
 
昔この木の下を走り回っていた女の子がもうお母さんになっていて、彼女の3人の子供たちと積み木で遊ぶ。
すっかりお父さん気分に浸っていたら突然「おじいちゃん」と呼ばれた。
一瞬くらっとする。
すぐに、はいはいと対応したけれど転機を自覚。
俺の孫ももうすぐこう呼びかけるだろう。何度も呼ばれているうちに本物になっていく。
そうやって自分も「先生」になったし、「お父さん」にもなった。
そうか「おじいちゃん」なんだ。これからは。