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久しぶりに高陽町へ行ったら昔馴染みだったスーパーが雑居ビル状態になっていて、看板も賑やかなことになっていた。
「こういうのは良くないな」と「おもしろいな」という思いとが同量に感じられてシャッターを切る。
これは美術の風景写生のモチーフとすべきだね。
そして自分はどう考えるかを明らかにする。
ただ見ているだけでなく、絵に描いてみたら感じ取ることはたくさんあるはずだ。
現代美術的なアプローチだけど、こういう視点を美術が持てば学校教育の中で存在を回復できるのではないだろうか。そうは単純に行かないにしても、美しさとか情操とか、そんな訳のわからないものを根拠にしていては潰されてしまうのは当然だろう。
花がきれいなのと、それを描いたものが絵になるのとは大違いで、実際に花や美人を描いて名画にするのは至難の業なのだが、大衆は、いや中高年かな、凡庸な花や美人の絵を好む。
ゴミ溜めや老婆。若者ならこの題材に惹かれるだろうね。
汚いけれど美しい。
こうでなくっちゃ、人生は。
あれはなんという映画だったろう?フランスの作品だったが悲しく残酷な事件に、僧侶がつぶやく「美しい物語だ」という言葉。すごくショックだった。
美しいという言葉への嫌悪が、あのとき消えた。

ぐだぐだとコメントしましたが、この光景、良くないです。ハレンチ。