一日乗車券

息子から終日、小学生二人の子守を頼まれた。

思いついたのが広島電鉄での市内周遊。

アルパークに駐車して駅までは動く歩道で。ドバイで使って以来じゃないか。

まずは郊外線で宮島口へ。最近、駅舎が新しくなった。一昨年はフェリー乗り場が一新されたし、あとは観光客が戻るのを待つばかりだが、まだまだガラーンとしている。

3年前は押し寄せる観光客から入島税を取ると意気込んでいた宮島。

 

一日乗車券は、日付をコインで削って降車時に乗務員に見せるという素朴なもの。次々とやってくる多様な市内電車に比較乗車するという楽しみ方もあるな。

奇妙な座席配置は超低床にするために車輪を収める突起を利用したためと推測する。

ベンチシートでは首を回して前方を眺め続けて首筋が凝った。

6回乗ったどの電車も、ほぼ座席が埋まるか、それ以上に乗客が居る。市内の人々の日常の足になっているのだ。

昼食は人ごみを避けて、日赤前の千田公園で。俺のホームグランドだ。鳩や雀にパン屑を投げて遊ぶ。

帰宅後、久々に一人で保育園へ3歳児のお迎えに行く。

すれ違う先生や保護者に声をかけ愛想を振りまく。呆れるほどの社交性。誰に似たのか?食後は家中を走り回って狂乱の鬼ごっこ。高周波の叫び声は100m先まで響いたのではないか。毎週末、こんな騒ぎが続いている。

幸せは疲れるものなのだろう。