中書島

京都は伏見の中書島でテニスをした。 今回の京都行きは車だったから、折り畳み自転車、ラケット、食料品、シフォンケーキなどを満載して来た。これまでもママチャリと軽快車で市内を移動していたが、これで畳める自転車は2台になり、さらに動き易くなった。 テニスはやっと実現できた企画だ。妹は定期的にプレイしているが兄貴は20年ぶり。それでもフォアハンドは俺より良い。 たっぷり3時間プレイした後、伏見港公園を歩く。

f:id:mhorio:20211013074000j:plain


「小学校の写生大会で来たよな」と兄貴。俺も妹も3人、幼稚園から高校まで同じだったから何かと話は通じやすい。 中書島へは当時、京都駅から貸切の市電で40分はかかった。(殺風景な田園は今、任天堂や京セラのビルが並んでいる。)市電は伏見に入ると専用軌道になり、運河と絡んだ風景が楽しかったな。宇治川と運河を継なぐ水門が西欧を感じさせたが、一帯は壊れた工場などが多く荒んでいた。ここを写生会場に選んだのは、美術教師だった中澤先生だろう。 中書島から南方へは奈良まで小椋池の干拓地が広がり、眺望がきく。京都には稀な茫漠とした風景だった。 今は縦横に自動車道が走る。水門前にも大きな高架道があるがスケッチでは省略した。