漢字

学生が教職科目の教科書に読み仮名をふっている。
大綱化(おおづなか)一義的(かずよしてき)を笑ってしまったが、その文章には萌芽的だの諮問だのと滅多に日常では使わない「お役人言葉」がいっぱい。
普通の人を相手にして伝達しようという意思が感じられない用語ばかり。隠語といってもよいだろう。
これには反発を感じる。
しかし、漢字離れは相当に深刻だ。僕はかなりくだけた言葉で話しているつもりだが、あまり伝わってないだろうな。堅い内容を教えなければならない教師は大変だ。漢字の読み方だけで終わってしまう。

以前にも触れたことだが、美術展のキャプションは漢字が読めないから英語を読んでいる。分かりやすい日本語表現、どうしてできないのか、やらないのか。