かくれんぼ

今回の台風、広島には影響が少ないなと読んでいたが、新幹線や在来線はすべて止まり、学校は休校になった。その朝、風は無く小雨が降るだけ。

行き場のない孫たちを朝から預かる。

と言っても、先方の家で3時間、我が家で8時間、一緒に過ごして遊んだというだけのことである。

いろんなことをしたけれど、なかでもかくれんぼは面白かった。

上の子が小さな3番目を隠して、それを2番目と俺が時間内に見つけるという設定だ。

まさか、こんな小さな家の中で隠れる所などあるはずがないとナメテかかっていたが意外だった。

床の間に立てかけてあったギターのハードケース。その背後に屈みこんでいたのや、アイロン台の裏側は全く意表を突かれた。浴槽の中、掃除機の入ってる押し入れにテレビの裏などにも巧妙に収まっていた。

そんなことで台風は肩透かしだったが家の中は大嵐だった。

先週はギョウーザ60個が一気に無くなるドンチャン夕食だったなあ。

この夏は長野、京都から孫たちがやって来たり、その後はコロナ感染に母の死去が続いて、近隣孫の定期便が途絶えがちだった。

振り返ればもう13年になる毎週のイベント。上の子は我々よりも大きく、俊敏で聡明になっている。それでも6歳児と同じように祖母ちゃんの膝に乗るのだから可愛いものだ。もう一組のジジババからは我々に倍する庇護を受けていて、祖父母に可愛がられた経験が無い俺には想像ができないが、苦労するよりも可愛がられるほうが良いことは確かだ。

もちろん可愛がられる方よりも可愛がる方が幸せだし、可愛がられる方もそれなりの心配りもしている。これが一方的になるといかんのだろうな。