何処にでもある

昨日作ったボードを壁に止めようとして虫ピンを探したら家になかった。

午後、展示用の材木をチェックしようと立ち寄った大型店舗や百均にも「虫ピン」は無かった。えっ?そんなことあるんか?大学には山のようにあったのに。

何処にでもあると思っていたものが無い、実は希少品だった。

そういえばホルマリンを注入されて虫ピンで固定される昆虫標本はまだ夏休みの研究課題として残っているのだろうか?

お中元って理解できない慣習だが、毎年消息を確かめる機会にはなっているようだ。

溺愛していた息子に会えない、孫が親に閉じ込められて学校に行けない、家族から抹消されて一人暮らしなどなど暗い話も少なくない。

孫の成長に嬉々として酒色に溺れ音曲に戯れているジジイはそれほど多くはないのだ。
何処にでもあると思っていたものが実は希少だった?

大きな変化の中で普通が見えなくなっている。