27日、図書館と登山
漢字は象形文字だから、書きながら意味や語源について考えてしまう。
ネット上で得られる情報は少なく、白川静という学者の名前が頻出するので、氏の著作を広島市の図書サービスで予約した。
それが届いた通知があったので、かつての自転車通勤と同じルートを往復。
この関連で数冊借りたのだが、目からウロコ、ショーゲキ。
ともかく血なまぐさい、怖ろしい。
ルーツは殷周時代の甲骨文字だ。殷の青銅器を見ても呪術、情念という言葉が浮かぶほどだけど、その根拠が次々と明白になる。
こういう言葉を使って物事を考えている東アジアの人々。
俺が時折に見る壮絶な夢もこんな集団的記憶から発するものなのかもしれない。
この本は買って身近に置くべきものだな。
そして草書の教則本。
法則があるようだけど、何となくそんな感じで読み取れればいい曖昧さ。
これが日本文化なんだと思う。
書き方の一字一句、ハネや止め、テンにこだわっている教科書的というかマル×白黒の判断は、やっぱりおかしい。
午後、陽気につられて荒谷山へ
中腹の展望岩や不動堂から見える厳島。
市の中心が見えるよりも安心できる。
自分が何処にいて世界とどう繋がっているのか?
人間にとっては根源的な問いだ。
北東から南西へ走る山脈(断層)。優位なポジションにある厳島。
山道でキース・ジャレットの吹くソプラノサックスに痺れる。ピアノ以外にもいろいろ演奏できたという。この山に登るときは、いつも土曜ジャズの配信を聴いている。
28日
GIFアニメで遊ぶ。こんな授業もしていたんだ。一年前までは。
壁打ちで会得するところがあった。早速に描いてみる。
でも、「坂を車で行く如し」であって、明日には忘れているだろう。
孫たちが来て夕食、餃子60個一瞬で消えた。
今日はみんな暗い服を着ていたな。
明日も暖かそうだから、何処かに連れて行ってやりたいが、感染者は増えるばかりだ。
なんとも。