WORK15

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アルバムを見直していたら、こういうものが出てきた。1982年!

引き出しにいっぱい残してあるカセットテープの中からこれを見つけ出したけど、カセットデッキが動かない。この機器はとっくの昔に製造中止になっているから、ネットでも中古かPC変換用の紛い物しか見当たらない。

デジタル化しておくべきだったなと悔やみつつデッキをつついていたら動き出した。

それではと、懐かしの赤白RCAケーブルと古いマックを取り出しAudio Captureなる機器を接続して・・・・

うまく行きますかな?

ともかくも、音楽は俺の中でとても大きな存在で、ビジュアルとオーディオは同等だった。いま映像に関わっているのも当然の帰結なのだろう。

先日、大友良英のラジオ番組でシカゴの実験的ジャズに共感したのも、昔の音遊びに通じるところが多かったからだ。もう一度やってみたい。

 

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秋の日差し

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近所をカメラを持って散歩していたら、この家の主人から「昔からいつも写真を撮っておられますなあ」と声をかけられた。初対面と思っていたが、見られているんだな。

近隣では少なくなった品格のある風景だから大切にしてくださいねとお願いする。

 

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植木屋さんに庭木を整えてもらった。実に久々のこと。自分の家とは思えない変化だ。

記録のために載せておこう。

こどもにナメられた。

学生の研修、ようするに遠足だけど、大久野島へ。

朝には晴れるという予報がどんどん先送りになり、というか雨雲を追いかける形の異動になっていたのだが、昼過ぎまで雨が続いた。

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同僚の幼児二人も同行したので女房もサポートに来てもらう。我が家の孫と同世代で毎月のように遊んでいるから他人ではない。

とことん動物が好き、というタイプの子だけど、この後で竹原の古い街を手をつないで歩いていたら、俺の手の甲をペロペロとナメた。ビックリしたら面白がってさらにナメる。「どんな味がする?」と聞いたら「しょっぱい」と。

ジイさんナメたら病気になるよ。

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2歳の妹も強烈な個性を持っていて、チャラ男一直線の近所の孫や微妙な味の違いを言葉で表現している東京の孫と比べて思うことは、人間は(幼少期からでも)随分違うということだ。

東欧のユダヤの村はシャガールを支援してパリに送った。彼等のスタンダードが世界を変えてきた。

その反対に標準化を目指す日本にもメリットはある。二者択一の必要は無い。どちらも大切だから原則に固執せず使い分ける、つまり適当にいい加減にやっていけば結果オーライではないか。

こういう選択ができるのも神仏混淆を続けてきた日本の利点だろう。

柔軟性を忘れてクソ真面目になってはいけない。

 

しかし、こんなこと、ウサギと戯れて考えることかいな。

 

後期始まる。

金木犀が香らないなあと話していたが、13日、あちこちで花が咲き、香りが広がった。

いつもよりもずいぶん遅いように思える。

同じく遅く始まった後期だが、昔は10月上旬に10日ほどの休みがあって後期が始まるのはこの時期だった。ちょうど良い時候なので旅行することが多かったなあ。

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いろいろ準備や登録などで忙しい数日だったが、惰性で流れていたものが見直しが要求されるこの状況、強制が無ければ変化しないものである。

自分の講義は正統に対する異端、中心でなくて周縁をテーマにしてきた(つもり)だが、21世紀生まれの学生の世界観とは大きく離れてしまっている。

また視点を変えれば大震災や今年の感染症など現在の若者の方が大きな岐路に直面させられていると思える。急転直下みたいな変化はしてほしくないけど、学生の就職率はドドンと低下したし、来年はもっと暗い予想になっている。元には戻れないだろう。

基本的に芸術は爆発的な好景気を背景に成長するものだけど、ささやかに日々の暮らしを彩る民芸のような在り方も続いてきた。

いろんな面から考え直したいな。

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カタパルトロボットを目指してこの解体を始めた孫No.1。お喋りばかりのN0.2

ひたすら喰いまくるNo.3と今週末も賑やかに過ぎる。

スナップ

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病院に向かう朝、空いっぱいに黒い鳥の群れが。

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帰り道で見た光景。鵜がとてもたくさん。こんなに増えていいのかな?

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生きていて得してるなと納得の秋晴れ

 

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職場の巨大なクレーン車。システマチックな作業展開にいつも感心させられている。

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後期が始まる。いろんな雑用で帰りが7時過ぎになり、真っ暗だ。東の空に赤く光るのは火星かな。

シカゴの若手ジャズを特集したラジオを聞き返している。新鮮で面白い。

40年近く前、シンセが出始めた頃に遊んでいたことを思い出す。

教育実習御礼

以前は広報として高校訪問を続けていた。今と違ってどの高校にも美術教員が居て、彼らに会って話すことは貴重な体験だった。宣伝というよりも同業者としての情報交換という面が強く、同時に地域を肌で感じ取ることもできた。

学校訪問では服装は紺のジャケットを基本にしていたから、配色からベージュ系のスラックスが数本ある。(上下を揃えることは滅多に無い。)

今朝、服を選びながら、もうこういう機会は無くなるのかなと思う。

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80分、車で走って府中町へ。裏通りには渋い風景も残るが家具で知られた産業は難しそうだな。

実習生は工作が巧みで真面目な女性。曾祖父は画家で親族に陶芸など美術関係が多いという。

「子供の時から絵が好きで・・・・」入学志願書の常套句だが本当だろう。描いた絵を褒められて賞も貰ったことだろう。スポーツや芸術に限らず、誰もが生まれついて恵まれた才能を持っている。それを見つけ伸ばすことが教育の目的だ。

「標準的な人間」の育成にばかり関心が向いている。そんな人は居ないのに。

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帰り道、御調八幡宮へ寄る。

山中で閑散としているが大規模な寺院を感じる。

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どういう歴史があったのだろう?この周囲で続いてきた暮らしはどんなものだったのだろう?ここから30kmほど北が父方のルーツになる。さほど昔ではないけど想像できないものだ。

こんな風にして広島、島根、山口、愛媛を回った。面白かったな。

工作とおふざけ

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工作キットで孫がバーテンダーロボットを作った。

走ってきてボトルからワインを注ぐという装置。タブレットで操縦する。

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これがグルグルと回って暴走。机から飛び出した。キャーキャーワイワイ大騒ぎ。

静かな家庭が週に一度だけ大賑わいになる。一度だけだから楽しい。